アツデン AZ-11 を壊してしまって修理する

10mFM

 やっちまいました・・・・・・・・・・

 まぁ、もともと技術レベルほぼゼロの私です。見よう見まねでやってます。
このところ遊んでいるAZ-11。なんか、ファイナル部分のタンタルコンデンサーというのが電圧に耐えきれず、自爆して回りの回路や部品を巻き添えにする、というのです。古くからのAZ-11ユーザーは、当たり前トピックでしょうけど、知らなんだ。
その対策として、より高圧のタンタルコンデンサーに交換しておく。そりゃ、やっておこなければ大事なAZ-11が壊れてはイヤです。

 ネット情報では、16Vのタンタルを25Vのものに変えたとか。パーツを探しましたが、20Vのものしか手に入れられませんでした。外部電源はまあ間違えて高くても15V程度でしょう、20Vで大丈夫と判断。

この青いのを取り外します。

左が取り外したもの。右の青豆ちゃんに替わってもらいます。一回り大きい。
こんな簡単な作業はないな~ 余裕だな~  こういう気持ちがミスを呼ぶ。

組み上げて、電源オン。受信OK、念のためパワー計につないで送信オン!

あれれ? ん? パワーが出ません。
バッテリーがおかしいのか?? 他のバッテリーでテスト。ダメ。
ケーブル? 異常なし。 何か臭う~~~~

再び開腹。

やっちゃっています。こうなるのがイヤで取り替えたのに、やっちゃてます。
こういう時は、この日は諦めて寝ます。
なぜだろう? 半田不良? ショートさせたのかな?

幸いにして、アツデンさんがAZ-11の回路図を公開していただいています。このパーツはどこだい?

ありました。赤マークのところです。ん?ん? 極性???

そうです、極性があるのを知らずに付けてしまったのです。あっちゃー
これは、ショートさせた状態になってしまった、ということでしょう。

ということで、これから長い道のりになりそうな修理が始まります。
もう、誰かに修理依頼しようかと思ったのですが、これも勉強になるかなと頑張ってみます。

まずは、黒こげ部分を調べます。

火を噴いたであろうタンタルコンデンサは取り外しています。左がそのコンデンサーがある面。その基板裏側が右の写真です。酷い状況です。
この黒こげになったパーツは、回路図によるとどちらもBLM32A07です。これからChatGPTにお世話になります。BLM32A07 は、主に EMI(電磁干渉・ノイズ)抑制用のチップフェライトビード/EMIフィルター部品であるようです。ただ単にショートするだけでも良いみたいですが、できるだけオリジナルを維持したい、ということで同じパーツを探しますが、無い。あるけど、業者用で大量だし、高く付く。それなら代用品。チャッピー(ChatGPT)に頑張ってもらいます。

結果、BLM31SN500SN1Lというのが上位互換らしい。しかもマルツパーツさんで注文できます。
届いたときに備えてクリーニング。

おいおい、これ直せるのか? ちょっと不安になります。
パーツが届いて、格闘しました。小さい上に、これをマトモではないパターンに半田付けしなくてはなりません。(小ささで言えば、以前もっと小さな小さなパーツをやったことあり)

爆発タンタルコンに替わって、今回は電解コンデンサーを付けました。チャッピー曰く、電解コンデンサーでも大丈夫ということで。
ショートさせると最悪なので、念入りにチェック。

無事に電源が入りまして、ドキドキ送信テスト。
すんなりと5W出力しました。あ~~~~~~、良かった良かった。

ということで、大変良い勉強になりました。
それにしても老眼は辛いです・・・

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