バブルな頃、IC-900を車に載せていました。もちろん10mFMのバンドユニット追加。1200MHzも載せていまして、結構な金額だったと思います。本体とコントローラーを光ファイバーでつないでいて、斬新的で格好良かったのですが、泡がはじけて処分したように記憶しています。hamlife.jpさんに良い記事がありました。
【動画】アイコム会長の特別講演「アイコムの50年<その10>」光ケーブル採用のセパレートタイプ、IC-900編
この後継機種がIC-901でした。
今回、28MHzバンドユニット付きのIC-901を安く譲っていただきました。144MHzと430MHzのバンドユニットは付いていなかったので、てっきり10mFMだけかと思っていたら、144MHzと430MHzは最初から本体に内蔵されているんですね。更に28MHzのバンドユニットに、もうひとつ何か載っかっています。UX-S92とあり、2mのSSBユニットでした。
10mFM専用機と思って買ったのに、いろいろ付いています・・・ 2mSSBほとんどやんないようなぁ~
送信、きちんと10W出ています。受信、お、耳が良いですね! SGからの-135dbmの信号も確認できました。いいですね!いいですね!
ただし、このリグには、ナローへの切り替えは付いていません。そこで、毎度おなじみの改造です。受信は455kHzのフィルターを狭いものに変更して、送信はデビエーションを調整するという簡易な方法です。

28MHzバンドユニットを開けます。モトローラMC3357Pの横に、青いフィルターが。”CFV 455E10″と書かれています。Eが帯域幅、普通のFM用ですね。これをGやHのものと変更します。しかし、この青のフィルターは初めて見るような・・・

沢山仕入れたこれが今回使えそうですね。交換です!

ん? 何だかピンの配列が違うような気がします。持ってるナローフィルターのピンと合いません。

やっぱり違う。仕方がないので、ナローフィルターのピンをグニュと曲げてピン配列を合わせます。

これでいけるか!
1ピンだけ長さが足らず、延長。なんとか納まりました。

デビエーションは半固定ボリュームで調整します。私の調整方法は、IC-7300をナローにセット、スケルチを深くかけます。送信しながら、口笛吹いたり、あ~と言ってできるだけ大きな音声をマイクから入れます。その時に、スケルチが切れないところまで絞る、それだけです。一応バンドスコープでどの程度広がっているかも確認はしますが。
デビエーションを狭くすることで、88.5Hzのトーン信号が不足することもありますので、これも半固定ボリュームで調整。完成です。
コントローラーの液晶表示部分の右側麦球が切れていました。LEDと交換、今度は左が暗く感じるようになったので、点いてはいますがこれもLEDに交換しました。スイッチのバックライトの麦球はせっかくですからそのままにしておきましょう。

IC-900はバンドユニット、インターフェースユニットが同じサイズでしたが、このIC-901は本体の上に載せるバンドユニットの横サイズが大きいため、非常に不格好です。モービルブラケット MB-31 が無いので、代わりに金具で自作されていましたが、何とかスマートにしたいですね。
またまた使わないリグが増えました・・・
追記 英語版ですが、サービスマニュアルがネットにあります。ありがたいですねぇ。
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