WSPRというのは、交信はしないんですね。私の場合、基本、受信しています。どっかの局の信号を受信できたらインターネットに自動的にアップしてくれる。今日24時間で受信できた局を地図表示(http://wsprd.vk7jj.com/)するとこうなりました。
南米以外、結構受信できています。ヨーロッパはWSPRやってる局も多いのだと思います。
受信だけではなく、たまには送信もします。私の場合、送信の割合を10%にしていまして、WSPRは1回の送信が2分ですから1時間30、その10%で3回くらいになります。
前回のブログでも書きましたが、WSPRっていうのはともかくSN比が半端なくすぐれていて、微弱な電波でも恐ろしいほど届くのです。ならばと、パワーをどんどん絞って特定小電力トランシーバーと同じ10mWで数日チャレンジ。レポートがあったのは国内と近場の国からだけでした。さすがにさびしいので、100mWにパワーアップ。アンテナは適当に張った30m程のロングワイヤーにアンテナチューナーAH-4です。この24時間で当局のビーコンを受信してくれたのがこれ。
500mWの時とあんまり変わらない感じです。アフリカ大陸アルジェリアの先にも届いています。アメリカのKFSという局は、素晴らしいロケーションにある受信専門の局のようです。
私が使っているのはFT8の時と同じでJTDXです。FT8をやっているならモードをWSPRに変更し、パワーをdBm表示でセットするだけです。ただ1W以上はヒンシュクもののような気がします。
使っているIC-7300Mでは、パワー設定を0%にしましたが、それでも100mWを軽く越えましたので、JTDX画面右のパワー設定スライドバーで調整しました。確認はミリワットのパワー計で行っています。
たった100mWの電波が、テキトーなアンテナから世界中に飛んでいっていることが本当に不思議でなりません。SSBだと1kWくらいに相当するのでしょうね。
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