久留米特小レピーター やっぱりアンテナは下向きだった 

ライセンスフリー

久留米特小レピーターが稼動し始めたのが2010年。もう12年、お!一回りであります。
ほとんどメンテナンスフリーで動いていましたが、特小久留米レピーター修理の記事以来、どうも性能が落ちている上、たまにとんでもないノイズ音が出てしまうようになりました。

DCDCコンバーターを入れ替えた時の写真

想像するに、DCDCコンバーターの入力がある電圧になったとき、レピーターのアップリンク周波数である440.35MHzにグオングオンという激しいノイズ音を出しているのではないか、さらに普段から一定のノイズを発生していて、それがアップリンクの受信性能低下につながっているのではないか。解決するには、このDCDCコンバータを使わないこと、コンバーターを含む電源関係を中継機と別にすることのようです。

5Vをノイズレスで得るには。幸い手持ちにこれがありました。

実際使用する電流より100倍以上の電流を扱える立派なものです。何かノイズ防止っぽいのも付いています。
そして、DJ-R200Dはこちらに収めます。

タカチのケース。電源プラグを付けると斜めにしないと入らなかった。採寸ミス。

今回初めてアンテナ部分を上にもっていくことにしました。今まではずっと逆立ちさせた状態だったのですが、一度実験してみたくなりました。
ここで、失敗がひとつ。ケースとアンテナカバー部分、電源コード部分を防水シールのバスコークで埋めたのですが、なかなか固まらない。丸一日経っても固まらず、そのうち固まるだろうという自己判断で設置。しかし、ググってみて理由判明。古くなると硬化が極端に遅くなる傾向がある、とのこと。なるほど。

夕日を見ながら、初めてアンテナを上向けで取り付けた

あらたなコンバーターはこちらへ。

ケースから中継機DJ-R200Dを取り出し、コンバーターを取り付けた

さてさて、成果の程は。

山からの帰り道、強くなった感じはします。やったー!
翌日の通勤ルート。いい感じ、お、いいねぇ、、、、 ん?
何か弱い。事務所の中。ほとんどアクセスできない。 あれれれれ!

例のノイズは消えました。送信受信のバランスもまずまず。でも弱いし届かない。
佐賀空港までドライブ。トランシーバー取り出しチェック。アクセスしないわけでもありませんが、かなり厳しい。10mWの世界は深いなぁ。
こうなりゃ、もう1台。 ケース他発注。

今度はひとまわり大きなケースに変更した。電源ラインも専用のネジケーブルグランドを使った。

これをひっくり返して設置するわけです。だから電源ケーブルは、なるべくアンテナに干渉しないよう横出しです。

バスコークも新品で。DJ-R200Dとケース底板はいつものようにバリバリテープで取り付け。

日曜日の早朝、取り付けました。

単管との取り付けは結束バンド。極力金具を使わないようにした。
さて、成果はいかに?

山を下る道。全然違う、良くなっています。通勤ルート、バッチリ。事務所の中、バンバン聞こえるし、アクセスできます!
ふくおかKC7局より、S5位になっていたのがもとの振り切れ状態になった。
ふくおか8774局からも、自宅の2階から使えるようになった。
さがHI39局には、メリット5でアクセス、eQSO経由含め数局とコンタクトいただきました。

私もあちこちからアクセスしてみましたが、バッチリです。
やはり山の高いところでは、アンテナ下向きが圧倒的に良いようです。
ただ、ひとつ気になるのは、DJ-R200Dも交換しましたので、個体差が無いとも限らないことです。もう一台いる? いやいや。

レピーターの電源には余裕があるので、何か他のものを稼動させてもいいかなと考えています。デジタル小電力コミュニティ無線を盛り上げるのに、音声デジピーターとかも面白そうです。

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