10mFMの歴史をひもとくと、黎明期においては業務機を改造してオンエアしていたということです。アメリカでは30MHz台を使っていた警察無線機が良く使われていたらしいのです。そう聞くと欲しくなるのが私の悪いクセ。1980年代のCQ誌には、アメリカから来日したK7LJがお土産にモトローラのMICORというトランシーバーを持ってきた、などと記載があります。
「誰か持ってないかなぁ?」と言ってると、あるよ。驚!
さっそく手元に届けていただいたのです。MaraTracというモデルで、何と出力110W! これをパトカーに積んでいたのでしょうね。さすがアメリカ。デカイし配線が大変。狭いシャックで撮ったのがこれです。
来年(2024)の西日本ハムフェアで公開するまでナイショにしておこうと思っていたマシンなのですが、残念なことに稼働せず。
そう言うわけで、お力を貸していただける方がお一人でもいらっしゃれば、とあまい考えからブログにて公開することにしました。
ネットでいろいろググっていると、Repeater Builder というサイトが便利そうです。このサイト、レピーターを作る人のためのバイブルみたいなもんでしょうね。
MaraTrac の専用ページもあります。
幸いにして、サービスマニュアルっぽいのもあります。このマシンは電源投入時3回のビープ音が鳴り、調べてみると、EEPROMエラーとのこと。こりゃだめじゃん。
Dallas DS1220 不揮発性ランダム アクセス メモリ (NVRAM) モジュール ってのが使われていて、このパーツの寿命が20年ということなのです。
Replacing the Dallas Memory Device in a MaxTrac or MaraTrac Mobile radio
当然20年は過ぎていますから、交換することにしました。
電源不要のものと交換できるらしく、スイスから購入。
Dallas DS1220 Replacement without battery
交換しようとしたものの反対側のフタを開けるのには、鍵が必要と!
これです。モトローラ#2135キーというものらしいのですが、輸入するしかないみたい。
4月13日に発注。配達予定日を過ぎました(今日は5月10日)が、未着です。
さて、どうなるやら。
コントローラーもいろいろあるようで、沼にはまりそうなのですが、とりあえずこのモトローラスピーカーから10mFMの受信音が聞こえればと考えています。
しかし、PCS-2800あたりで遊んでいた方が良さそう・・・
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